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自動車運転者を使用する事業場に対する監督、送検状況の公表

厚生労働省は、全国の労働局や労働基準監督署が、トラック、バス、タクシーなどの
自動車運転者を使用する事業場に対して行った平成27年の監督指導や送検状況を
公表しました。

【平成27年の監督指導や送検の概要】
1. 監督指導を行った事業場は3,836事業場。
  そのうち、労働基準関係法令違反が認められたのは、3,258事業場(84.9%)
  また、改善基準告示※違反が認められたのは、2,429事業場(63.3%)

2. (1)主な労働基準関係法令違反事項は、多い順に
   ➀労働時間(58.5%)➁割増賃金 (23.3%)➂休日(5.6%)
 (2)主な改善基準告示違反事項は、多い順に
   ➀最大拘束時間(49.7%)➁総拘束時間 (40.0%)➂休息期間(36.2%)

3. 重大または悪質な労働基準関係法令違反により送検を行ったのは60件

自動車運転者は、他の業種よりも長時間労働の実態にあり、脳・心臓疾患の
労災請求件数及び認定件数が最も多い職種です。
厚生労働省では今後も監督指導を行い、適正な労働条件確保に取り組んでいくとのことです。

指導監督状況の詳細は下記をご参照ください。
自動車運転者を使用する事業場に対する 監督指導、送検の状況(平成27年)

【更新年月日 平成28年9月29日】